「宿屋めぐり/町田康」読了。
読み終えるまで1ヶ月もかかっちゃったよー。
いやいやいや、1ヶ月もかかったのには理由がある。
まず厚い。本の厚みが5cm近くある。故に重い。
この一ヶ月は結構仕事で電車乗ることも多かったんだけど、この本は重すぎてとてもじゃないがお出掛けのお供には向かない。
故に夜寝る前に数ページずつ読み進めるぐらいだった。
あと、夫が20世紀少年全巻とか大人買いしてくるもんだから、ただでさえ最近忙しくて夜しか本読む暇ないのに、こっちにも取られちゃったから、更に読む暇が取れなかったのよ!まったく気が利かない夫だわ。スカプン!
んで一番の理由。
話のとっかかりで「ん?」って引っかかって、しばらくなかなか作品世界に入り込めなかった。
だってね、あーた。聞いてよ。
主人公の鋤名彦名なる男が「主の命により大権現へ大刀を奉納すべく旅」を始めるところからスタートなのね。
で、相変わらずの町田節でぐだぐだ脳内で言い訳している主人公が進み出したかと思ったら、白いくにゅくにゅに包まれてしまって別の世界に行ってしまう。
へ?なに?くにゅくにゅ???
ここで私は何度も頁行ったりきたりしちゃった。
最初なんかの比喩なのか?主人公の妄想なのか?私がなんか読み落としたか?って思っちゃってさ。
そしたらその後は延々このくにゅくにゅの先の別の世界で話が進んでいくもんだから、私がくにゅくにゅ側に意識を到達させるのに時間が掛かったっちゅうか気持ちがついていかなかったってわけだ。
でも1/3を過ぎる位からどんどん面白くなってきて、後半は相当楽しんで読めた。
言葉のテンポも良いから、文章自体はすいすい読める。
嘘ついたり窃盗したり人殺ししたりしながら旅をする鋤名彦名だけど、都合悪いことは全部他人やらタイミングやらのせいにして、色んな言い訳にしつつ自分の行動を正当化する。
正義とか忠義とか立派な大義名分を掲げて自分のことしか考えていない。
なんつーか、人間の汚いところ、というか自分の中にもあるであろう嫌なところをこれでもかと見せつけれられているようで
とてもじゃないけど同情できない主人公だ。
えげつない残酷な描写もあるけど、文体が相変わらず面白すぎる。
で、わははわははって笑って読んでいると結構重いこと言ってたりするから油断がならない。
後半おばさんと入れ替わってからの展開は圧巻。
読み終えたらちょっと放心しちゃった。
うぐぐぐ。私のボキャブラリーが貧困で、魅力をうまく伝えられなくてもどかしいよ。
面白いのは間違い無い。
でも前作「告白」のほうが読みやすいと思う。
町田作品未読の方は随筆から入ったほうが良いかもしれない。
猫好きなら猫エッセイも書いてるからそっちが良いかもしれなくてよ。上から目線でごめんあそばせ。
でもさ、昔大ファンだった(って書くと軽薄な感じだ)ミュージシャンが、未だ媒体を替えつつも格好良く活躍しているのは嬉しいもんだね。
や、今も歌ってもいるんだろうけどさ。
太ったジョニーロットン見た時の哀しさったらなかったもんなw
そんな秋の夕暮れ。
黒澤映画って、あんま観たことなかったのね。
なんつーの?先入観?自分の中では「昔の映画」って括りでさ。
映画にしても音楽や漫画にしても他のものにしても、「当時としては画期的」なんてな評価ってあるじゃないのよさ。
確かに何かを「最初に始めた」ってことは十分に評価に値することだろうよ。
でもそれと「今観ても面白い」ってのはイコールではないよな~ってずっと思っていたのね。
で、黒澤映画が評される時って、この「当時としては画期的」「初めて○○を使った」って言葉が使われることが多いっしょ?
そんなこともあり、それとまぁ、いつでも観れるという安心感もありで観ていなかったんよ。
あと時代劇全く興味ないし・・・。
で、数年前テレビで黒澤映画を語るような番組があってそこで語られていた『七人の侍』に興味ひかれたんで、早速借りてきて観たら面白くてたまげたね。
そりゃ「当時としては画期的」なことも多いんだろうけど、ちゃんと十二分に「今観ても面白い」作品だったよ。
登場人物も魅力的だしストーリーも良かった!・・・ってそんなの周知の事実ですね。私の拙い感想よりも作品観てくれ。
わー、私先入観でなんか損してた!流石世界のクロサワは伊達じゃない!世界のミフネにも感動した!!
(残念なことにその時は一部台詞が聞き取れなかったんで、これから観る人は字幕付きDVDが出てるからそっちを観るべし。)
でもそれ以来他の黒澤作品は観ていなかったのね。
なんか「最高の作品」とかって評されている『七人の侍』観ちゃったら後は良いかなーなどと勝手に思っちゃって。てへ。
あと映画自体がさ~。映画鑑賞ってあれ、余裕が無いとダメっしょ?時間にも気持ちにも。
んでさ、今年は黒澤明没後10年ってことでこないだからBSで黒澤明映画特集みたいのやってて、せっかくだから色々観よう!って思いつつ忘れてて観逃してたんだけど、先週の『生きものの記録』は録画したのね。
これ以前ラジオで爆笑問題の太田君が猛プッシュしてて興味があったの。
で録ったはいいんだけど、その後ぐぐってみるとこの『生きものの記録』って評価がすごく低いらしいね。
賛否両論だけど圧倒的に否が多くて、「黒澤の数少ない失敗作」の括りに入れられることが多いらしい。
それでもせっかくだからと、昨夜気合を入れて観てみたよ。
でも眠くて眠くて最初の1時間で寝てしまった・・・orz
それがねっ聞いてよっ。なんかこう、台詞の無い場面も多いしさー。比較的動きの無い映像も多くてさー。
つか観始めたのが夜の1時半頃だったんで、そこが一番の敗因!
でも興味深い内容だったんでまた改めて今度観る!
ちなみにストーリーは爺さんが「原爆や水爆実験怖いなー。よーし安全なブラジルに家族で移住しちゃうぞ」って計画立てるんだけど皆に反対される話。
途中までしか観てないからその先はわからない。
・・・とか書いてたらさっきちょうど『七人の侍』やってて、途中からだけど観始めたらついつい最後まで見入っちゃった。
世界のクロサワにしてやられましたわい。
あと山本晋也カントク歳とったなー。
面白かったんで9/20にやる『隠し砦の三悪人』も観るつもり。
なんかすごくブログっぽいこと書いた気がするが以上!
私の住む町では昨日から9月になりましたが、皆様の町ではどうでしょう。
まだまだ9月が待ち遠しい方もいらっしゃるでしょうが、こちとら一足早く9月を満喫中でございやす。何言ってるんでしょうね。
つかやっとこさっとこ小学生の夏休みが終わったよ~。
夏休み長いよ!!どんだけ休むんだよ!!
てやんでぃっ。こちとら蝦夷っ子なもんで、「夏休みが8/31まで」なんて長谷川町子等の漫画でしか見聞きしたことないわけですよ。
こんなまとめて休ませなくてもいいのにねっ。
いやそんでさ、実は私も8月は新しい仕事を入れず、ちょこちょこっと残務をこなすぐらいにしてたんよ。
んで何をしてたかと申しますと、いつもここを読んでくださる方にとってはまたかよって言われそうだけど、掃除をしていた。
昨年2月、今年の正月にいっぱい不用品を処分したにも関わらず、まだまだ未着手んとこがいっぱいあってさぁ。
・・・ってどんだけ広いお屋敷に住んでるんですか?って話だよね。こちとらしがない3LDK暮らし。どうにもこうにも溜め込み体質なんですな。
幸い今年の頭からこっち、「物を増やすまい」って決意したそれは結構守っていて、まあ漫画はセット買いとかしちゃったから数十冊は増えてるかもだけど、や、たぶん100冊には達していないと思うんだけど、でもまあそんぐらいで、衣類やらなんやらは熟考してから買うようにして、ひとつ増やしたらひとつ処分、を実行してるのよ。えらいぞ。私。
で、前回までと異なり、「あからさまなゴミ」はそんなに無いが、「そう言われりゃ不用品」がまだまだある。
何年も使っていなかったバッグ、動作確認してみりゃ壊れてたMTR、前回書いたマット、頂き物だが微妙に好みではない食器なんかをガツンガツン捨ててみた。毎回迷っては処分を見送っていた最近着てない洋服も捨てた。
あと子供のおもちゃ。
次女が大きくなってきて使わなくなった幼児玩具を捨てたり、綺麗に磨いて他人に押し付けたりしたのね。
んで乗用玩具や積み木、PICO、キーボードなんかを処分してたら、次女のほうがエンジンかかっちゃって、あれも不要これも不要たぶん不要きっと不要・・・と言い出して大変だった。
どうも次女は考えなしで思い切りが良くて、そーいったことを言っては後で無い~、欲しかった~と騒ぐ。迷惑な話だ。
とは言え彼女も来春は小学生なんで、そろそろ玩具をがばっと減らしておかねばなるまい。
つかさ~、コレがいけないってことは重々承知なんだけど、親のほうが玩具に対して思い入れがあったりするから面倒なんだよな。
うちの場合、長女の玩具がそのまんま次女におさがりに行ったんで、今まであんまり玩具いっぱい処分した経験が無いんよ。
や、乳児玩具は処分したけど、幼児玩具は子供自身が意思を持って選んだりしたもんだからさー。
それぞれに入手時の思い出やらエピソードやらがあって・・・。
でもそんなこと言ってたらあっちゅう間に汚部屋完成なんで、そこは心を鬼にして捨てるのじゃー。わいは鬼じゃー。鬼になったんじゃー。がおー。鬼はがおーって言うのかなー?わかりませーん。
とまあ、そんな感じで8月はのんびりと掃除とか整頓とかしてたのね。
してたったって、そればっかやってたわけじゃなく、子供たちとうだうだしたり、独りでうだうだしたり、リズム天国ゴールドやったりして過ごしておりましたわよ。
んで9月をお迎えするに当り、そろそろ仕事しなくちゃってことで、よく仕事を頂く長いお付き合いのソフト会社に「暇なんで仕事クレクレ」とメール。「よござんす。いくつか案件があるんで適当にチョイスしてまた連絡するざんす。」と返信が来た。
あー良かった。まだ廃業せずに済みそうだわ~、などと安心した翌日に、別会社から「新システムを依頼するぜよ。オメーに全部まかしちゃる!」なんて連絡が。
ありがたやありがたや。・・・ってさー、もう1日早く連絡くれよっ!セニョリータ!
こっちの別会社の仕事は正直美味しいし、先にもいい具合に繋がりそうな仕事なんで断りたくない。
でも先のソフト会社のほうは私からお願いして回していただくわけで、そっちを断るのは人としてどーなの?そこは心を鬼に?なれねーよ。なれませんとも。今後とも仕事欲しいしね・・・。
というわけで2つ同時進行になる予定。9月はまた多忙モードに突入しそうです。
楽しかった夏休みさよ~なら~。